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| サイバーナイフ適用範囲の拡大 |
6月、厚生労働省が「サイバーナイフII」の適用拡大の承認をしました、 というブログを書きました。 ●6/23 サイバーナイフの認可 ●サイバーナイフの詳細はこちら
東大医学部付属病院放射線科の中川恵一准教授らが記者会見で その詳細を発表しました。 これまで、頭頚部に限られていた治療が、 ・脊髄 ・肺 ・肝臓 ・膵臓 ・前立腺 ・腎臓 などを含めたすべての体幹部腫瘍の治療で使用できるようになると いうことです。
サイバーナイフは、がん細胞を1mm単位で追尾して エックス線を照射し、がんを治療します。 外科治療と違って体の負担が軽く、痛みもありません。
今までの放射線治療では、がんの周囲の正常細胞にも 放射線が当たることで、肺がん治療後に肺気胸が発症したり、 前立腺がん治療後に出血性腸炎が発症したりする副作用も ありましたが、2004-2007年の世界のサイバーナイフIIの 臨床データ約800件中、副作用の報告例はありません。
また、従来は、肺がん:50-70回、前立腺がん:約50回の治療(照射)が 必要とされていましたが、サイバーナイフIIでは5回程度の通院治療で 済むようになり、患者への負担は大幅に減少しました。
治療費は、脊髄、肺、肝臓など保険が適用される部位の場合は約63万円、 これに高額医療費軽減措置が適用されるため、実質的な負担は約8万円。 すい臓、前立腺、腎臓などは、保険適用外のため全額自己負担となります。
サイバーナイフは、胃、食道、大腸などの消化器官系がんの治療はできませんが、 今回の適用拡大により、特に肺がんと前立腺がんの治療効果が期待されている ということです。 >>詳しくはこちら 医療介護CBニュース
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| サイバーナイフ |
●サイバーナイフ サイバーナイフとは、1992年にアメリカで開発された放射線治療装置で、ガンマナイフがガンマ線を照射するのに対して、エックス線を使用してがんの治療を行います。
サイバーナイフには、コンピュータ制御のロボットアームに、軽量ながら最大で1200本ものエックス線を照射できる「リニアック」と呼ばれる放射線装置が装着されており、病巣の位置や大きさにあわせてさまざまな角度からエックス線を当てることができます。また6箇所の関節を持つロボットアームは、巡航ミサイルが標的を追いかける軍事技術が応用されており、患者の微妙な動きにも即応。わずか1ミリという高精度で病巣を狙うことができます。
サイバーナイフを使用する領域は、ガンマナイフが脳の中の疾患のみであるのに対し、頭頸部領域まで許されています。
●サイバーナイフの適用疾患
<頭蓋内疾患> ・良性脳腫瘍(聴神経腫瘍・髄膜腫・下垂体腫瘍・頭蓋咽頭腫など) ・悪性脳腫瘍(転移性脳腫瘍、グリオーマなど) ・脳血管疾患(脳動静脈奇形など) ・保険適応外では機能的疾患(三叉神経痛など)
<頭頚部疾患> ・耳鼻咽喉科領域(咽頭癌、鼻副鼻腔癌、唾液腺癌、リンパ節転移など) ・口腔外科領域(舌癌、口腔底癌、歯肉癌、頬粘膜癌など) ・眼科領域(眼窩腫瘍など) ・頚椎頚髄領域(転移性腫瘍、脊髄腫瘍など)
またガンマナイフのように、重い金属フレームを頭がい骨に固定する必要もなく、ガンマナイフでは限定されている3センチ以上の病巣にも適応できます。
【ご注意】 このホームページは、国立がんセンターのホームページをはじめ、がんに関する書籍・文献・新聞などのメディアに記載されている情報を、一般の方々にも分かりやすく整理しなおしたものです。常に記載内容の最新性、確実性が保証されるものではありませんので、最新情報は各自で主治医の先生や医療機関にご確認ください。またこのページの情報の利用は、個人の責任と判断で行うものとし、万一不都合、不利益が起きても当方は一切の責任は負いかねますので、予めご了承ください。
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